KODAWARI〜いろんなモノ・コト分析サイト〜

☆こだわりの視点をもってアイテムを分析☆商品選びのポイントやモノゴトのhow toもお伝えします☆

最高峰シャーペン ぺんてる オレンズ ネロとステッドラー ヘキサゴナルを比べてみた

今回は、ぺんてるの最高峰シャーペンであるオレンズネロと、ステッドラーの究極の1本と言われるヘキサゴナルを徹底比較していきたいと思います。

私が購入した芯の太さはそれぞれ0.5mmとなります。

 

価格

オレンズネロ 税込3,300円

・ヘキサゴナル 税込2,970円

 

見た目

☝上側がオレンズネロ、下側がヘキサゴナル

同じブラックでもオレンズネロはやや濃い黒で光沢があります。一方で、ヘキサゴナルはマット感の強いブラックです(ラバー塗装されているため)。

 

長さ

オレンズネロ 143mm

・ヘキサゴナル 146mm

スペックだけ見るとヘキサゴナルの方が3mm長いですが、本体軸の長さはオレンズネロが117mm、ヘキサゴナルが112mmとなります。また、ペン先(芯)からクリップまでの長さはオレンズネロが105mm、ヘキサゴナルが99mmとオレンズネロの方が6mm長く確保されています。個人的には、この6mmの差が大きいと感じます。

本体軸の短いヘキサゴナルの方がクリップが手に当たる頻度が多いです。しかもヘキサゴナルのクリップはエッジが効いているのがやや気になります。一方でオレンズネロのクリップは面取り加工が施されている(角が取れている)ため、クリップの手触りはヘキサゴナルに比べて優しく感じます。

 

太さ

オレンズネロ Φ9.5mm

・ヘキサゴナル Φ8.87mm 

ペンの太さについて、直径0.63mmの違いですが、実際にシャーペンを握ってみると、太さの違いを実感できます。個人的にはオレンズネロの方が太いので、個人的にはオレンズネロが好みです。

 

重さ

オレンズネロ 18g

・ヘキサゴナル 17.7g

実際に計測してみると、オレンズネロ17.4g、ヘキサゴナル17.7gでした(個人的な計測のため若干の誤差が生じている可能性あり)

実質的な使用感としては重さの違いを感じることはありません。

ただ、オレンズネロの方が低重心のように感じます

 

原産国

どちらもmade in Japan

ぺんてるは、1946年に設立された日本の文具メーカーです。

ステッドラーは1835年に設立された歴史あるドイツの文具メーカーであり、そのほとんどがmade in Germanyとなりますが、私が購入したヘキサゴナルは外箱にmade in Japanとの記載がありました。

 

機能

オレンズネロ 自動芯出し機構

・ヘキサゴナル なし

 

握り心地

オレンズネロ

まさに質実剛健といった感じ。ヘキサゴナルの方が優しいソフトな感じがするので、比較するとオレンズネロはややハードな握り心地です。

 

・ヘキサゴナル

ヘキサゴナルの本体軸はラバー塗装されており、意図せず滑るような心配はありません。触り心地は非常に質感が高いです。

 

書き心地

オレンズネロ

自動芯出し機構に起因して書き始めのファーストタッチ時にガイドパイプ(芯が出てくるシャーペンの先端の金属部分)が沈みます。このちょっとしたブレる動きが個人的には気になりますが、良く言えば柔らかい書き心地、悪く言えば安定しないといったところ。

 

・ヘキサゴナル

コツコツ感があり、ダイレクトな書き心地。

オレンズネロのガイドパイプ長さは3mm、ヘキサゴナルのガイドパイプは4mmであるが、安定感はヘキサゴナルの方が優れている

 

ガイドパイプ収納

オレンズネロ ガイドパイプのほとんどを収納可能(ただし、完全に収納できるわけではない)

オレンズネロのガイドパイプは長さ約3mmほどですが、1mm弱まで収納できます。

 

・ヘキサゴナル ガイドパイプは固定式であるため、収納は不可です。

 

総評

オレンズネロ

握り心地はややハードな印象だが、書き心地は自動芯出し機構の影響でクッション性を感じるほどソフト

 

・ヘキサゴナル

全体的にラバー塗装されており、握り心地の質感は高い。書き心地はダイレクトでありながら安定感は非常に高い。

 

今回はぺんてる オレンズネロと、ステッドラー ヘキサゴナルを比較しました。

金額は同じくらいですが、それぞれの性格はまるで違います。

自動芯出し機構やソフトな書き心地を求めるならばオレンズネロがおすすめ、シンプルに安定感を求めるのであればヘキサゴナルがおすすめです。

少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。