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私がパネライを手放した理由

機械式時計が好きな私ですが、実は、コレクションの1つだったパネライを手放しました。

パネライのデザインは非常にお気に入りでしたが、装着時に色々と不満が生じ、結局は別の時計ばかりを使用するようになりました。

 

そんなことで、今回はパネライを手放した経緯を書こうと思います。パネライの購入を検討されている方は参考にしていただければ幸いです。

機械式時計の魅力

高級時計と言いますか、機械式時計に興味を持ち始めたのは10代の頃まで遡ります。初めて手にした機械式時計がロレックス『オイスターパーペチュアルデイト』となりますが、そのときの感動は今でも覚えています。

私が所有しているロレックスのケースサイズは直径34mmと、デイトナやサブマリーナに比べると小ぶりなモデルであり、存在感を主張し過ぎず、品格のある時計かと思います。重量もバンド込みで約95gと着け心地もよく、手首に馴染みます。

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耳を澄ますと、時計の中から『チチチチチチ・・・』と時を刻む音が聞こえます。決して、スマートウォッチなどのデジタルでは表せない、電池に頼らず、己のゼンマイを動力とし、共に時を刻む感覚・・・私のように20年くらいロレックスをつけ続けていると、もうかけがえのない相棒のようなものです。

時計と生涯に渡って付き合いができる、これが機械式時計の魅力だと私は思っています(もちろん、他にもたくさん語りたい部分はありますが、長くなるのでやめておきます)。

 

パネライ を購入した経緯

よくある話かと思いますが、何か大きな事をやり遂げたときに、自分へのご褒美として、腕時計を買おうというのがきっかけです。

個人的には、比較的シンプルなデザインが好みで、買ったからには積極的に使っていきたいので、雑に扱える時計が好みです。つまり、日常生活防水よりは、ダイバー系のより耐性のある時計が好みです。それから、文字盤は白系が希望です(愛用しているロレックスが黒なので別の色がほしいため)。

そんな条件下で絞り込んだ結果、候補となったのがパネライの白盤です。他にも、カルティエ ダイバーやIWCアクアタイマーなど悩みましたが、この中ではパッと見た時に即座に時刻を確認しやすいのがパネライかと思います。言ってみれば、もっともシンプルなデザインかと思います。

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パネライのデザインは本当に飽きません。見入ってしまうほどカッコいいです。

 

パネライ  デカくないか?

ロレックスのサブマリーナも2020年より40mmから41mmにサイズアップしましたが、パネライは『元祖デカ厚』と言われるほど、モデルに関係なく全般的にデカイです。

今となっては、『LUMINOR DUE』シリーズで38mmがありますが、『LUMINOR(ルミノール)』では、最も小さくて40mm、ほとんどのモデルは44mmです。

それから厚さもあります。これは、パネライの歴史として、イタリア海軍のために時計を作っていたこともあり、水中での過酷な状況下での耐性を求められたことも起因しているかと思います。

いずれにしても、パネライは基本的にデカイし、厚みがあります。

今回、私が購入したのは、PAM00049という40mmサイズです。

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個人的には、40mmで十分に存在感を発揮していると思います。44mmとなると、装着感あり過ぎだろって思いますけど、このサイズ感は個人の嗜好によるところです。

ただ、別に私は『パネライしてるんだぞ』なんて周囲にドヤ顔したいわけではないので、自分さえ満足できればそれでいいんです。所詮、機械式時計は自己満足の世界ですから。40mmあれば機能的にもデザイン的にも十分なサイズかと思います。

ただ、34mmのロレックスと装着感を比べると、装着している感覚が強く、違和感があります。これは、サイズだけでなく、重量も関係しているかと思います。

それから厚さもあるがゆえに、気をつけないとまぁよくぶつけてしまいます。

 

ラバーベルトが想定外に苦痛

これも個人的な好き嫌いの話ですが、白盤のパネライには、黒のラバーベルトがカッコイイと思います。パネライのラバーベルトは正式には『カウッチュー』と言います。

デザイン的な好みで言えば、ベルトは黒のカウッチュー一択です。白盤にはステンレスベルトは合わないと感じますし、革ベルトだとスポーティ感がなくなり、一気にビジネス系の雰囲気になってしまうのがイヤなんです。

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しかし、このカウッチューですが、耐性はありますが、はっきり言うと手首に馴染まなかったです。カウッチューは手首との一体性がないというか、違和感を感じます。見た目と異なり、意外に硬く、反発性を持っていますので、なかなか時計が手首に安定しない感覚がありました

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☝︎ちなみに、全体の重量は131gでした。一般的な男性の場合150g以内であれば不快ではないようなので、やはりカウッチューとの相性がよくなかったように思います。

カウッチューだけで22,000円(税込)もするんですけどね。

 

ロレックスに比べてパネライは傷が付きやすい?

すみません、どうしてもロレックスとの比較になってしまいますが、ロレックスは20年くらい使っているのに関わらず、非常にキレイです(実際には5年前にオーバーホールしているので、部品交換があったかもしれませんが)。ほぼ毎日、いろんな場面で使っていますが、全くと言っていいくらい傷つきません(傷がないわけではありませんが)。

一方でパネライですが、デカ厚で何かとぶつけてしまう上に貧弱です。打ち痕がケース周りに付きます。結果的に1年しかパネライを使いませんでしたが、明らかにロレックスより傷が目立ちます。

これはケース素材の詳細までは私も把握していないので、物理的に違いがあるのかは分かりませんが、実際に使ってみて感じたこととなります。

 

大きいサイズの時計は快適性を犠牲にしてる?

長々と書きましたが、パネライを手放した理由を整理すると下記のようになります。

・装着感が強い

・その割に着け心地が快適でない

・デカ厚であるがゆえにぶつけてしまい傷がつく

 

パネライのデザインは非常に好きですが、毎日着けるとなると、どうしてもロレックスの着け心地の良さが好きです。おそらくケースサイズの違いもあるでしょうし、それまでの慣れというものもあるかと思います。

ちなみに、パネライの重量が131gなのに対し、ロレックスは約95gとなります。

おそらく、パネライだけを使うのであればすぐに慣れたかと思いますが、より小さくより軽量なロレックスと交互に着けていたので、どうしても大きさや重さ、着け心地にが気になって仕方ありませんでした。

ちなみに時計の重量の話になりますが、最近、気になっているアップルウォッチ6の40mmモデルは30.5g(バンド除く)ですから、着け心地も含めて興味が湧きます(これについては、そのうち記事にしようと考えています)。

機械式時計は一生の付き合いはもちろん、お子さんにも引き継いでいくことが可能です。大きな買い物となりますので、機械式時計の検討ではサイズ感や重量も考慮することをオススメします。存在感がある時計はそれだけ手首に違和感を与えますので、あくまで自然な感覚で時計をしたい方には向かないと思います。私は、そんな重要なことをまったく考慮せずに時計を選んでしまい、結果的にすぐに売却してしまいました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。