今回は、子どもの見守り端末について考えていきたいと思います。
お子さまが小学校に通学するようになると、放課後や休日に友達と公園で遊んだり、子どもだけで外出する機会があります。
幼稚園児や保育園児でも、近所のお友達と自宅前で遊んでいたはずが、遊びに夢中になるあまり、いつの間にか遠くへ行ってしまう可能性もあります。
親の目の届かない場所で遊んだり、生活環境によってはお子様だけで習い事に外出したりする機会も増えると、親としては心配ですよね。
このような心配事を解決するために、我が家では、子どもが小学1年生の頃から、外出時は
BoT(ボット)を使い始めてから3年以上が経ちましたので、レビューしたいと思います。
【目 次】
小学生にスマホを持たせることに抵抗がある
子どもの安全を守るために、まず思いついた方法が、子どもにスマホケータイを持たせることです。
スマホのメリットとしては、GPSで居場所を把握できる以外にも、電話もできるのが魅力です。例えば、習い事(学習塾に多い)によっては、終了時刻にバラつきが見られます。そのようなときに、子どもの方から電話をかけてもらえれば、時間調整もしやすいです。
さらに、スマホの本体も、買い替えのタイミングで下取りを予定していたスマホを子どもに与えればお財布にも優しいですし、月額料金もそれほど気にはなりません。
しかし、個人的に
小学校中学年(3・4年生)になると、スマホを所持している小学生が少数ながらいます。高学年(5・6年生)になるとさらに増えます。
SNSやYouTubeなどIT環境に触れることについては、それぞれ子育ての考え方にもよりますが、私は、できる限り触れさせたくないですし、スマホ自体も中学生のうちは与えるつもりはありません(理由はいろいろありますが、テーマがズレてしまうのでここでは触れませんが、スマホを子どもに与えることで動画視聴やSNS利用を誘発させる機会は増えます)。
ということで、
3大キャリアならキッズ携帯という選択肢もある
ドコモ、au、ソフトバンクであれば、キッズ携帯という選択肢もあります。
防犯機能もあり、アプリの使用制限機能が付いているものもあります。キッズ携帯と言えども、ガラケーよりだいぶ進化しています。
月額料金も1,000円以下のプランがあり魅力的ですが、親が格安SIMケータイを利用している場合はデメリットがあまりに大きいです。例えば、GPSでの位置情報の把握もできませんし、無料通話も適用できません。
我が家もこれが理由でキッズ携帯は却下となり、結果として、GPS BoTを購入しました。
GPS BoTなら必要最低限の機能で使い方もシンプル
子どもにスマホもガラケーも持たせたくないけど、見守りによって子どもの安全を把握したい。そのような方にはBoT(ボット)がおすすめです。
BoT(ボット)は、スマホで子どもの位置情報が確認できるGPS端末機です。
我が家では、もう3年以上も愛用していますので、レビューしたいと思います。
BoTの簡単な概要
BoTは、Bsize(ビーサイズ株式会社)が設計から販売までしているGPS みまもり端末になります。ちなみに、ボタンはありません。子どもはただ持っているだけでいいのです。
GPS機能が付いているので、親がスマホアプリを使って、現在の位置情報や移動履歴を把握できます。また、AIが普段の行動範囲を学習するので、いつもと違う行動をとると、スマホにお知らせしてくれます。
価格面ですが、本体価格が税込5,280円かかります。また、月額使用料として税込528円が毎月かかります。いつでも解約でき、解約金は一切発生しません。
BoTの良いところ
まずは、BoTを使っていて満足していることを挙げてみます。
・見守りに特化したシンプルな機能
・機械が苦手な女性でも使いやすい
・父親と母親など複数人で居場所を把握できる
それでは、BoTのメリットを順番に解説していきます。
まずは『見守りに特化したシンプルな機能』であること。
例えば、スマホを子どもに与えてしまうと、見守り以外の機能としてYouTubeなどを勝手に見たり、または視聴を求めてくる可能性があります。BoTはあくまで見守り機能しかありませんので、子どもがBoTで遊んでしまうような心配は一切ありません。
次に『機械が苦手な女性でも使いやすい』ことが挙げられます。
BoTは面倒な初期設定がほとんどありません。専用のアプリと本体をメールアドレスでリンクするだけなので、簡単に始められます。また、使い方もとてもシンプルです。機械が苦手な女性でも簡単に使えます。BoTにはボタンは一切なく、音が鳴ることもありません。すべてスマホアプリで操作することになります。
最後に『父親と母親など複数人で居場所を把握できる』のも嬉しい特徴です。1つのBoTを複数人(例えば父親と母親など)のスマホに連動させることができます。
改善してもらいたい点
大した問題ではありませんが、改善してもらいたい点についても挙げてみます。
・身につける方法に戸惑う
・純正アクセサリーがない
BoTのデメリットとしては、『身につける方法に戸惑う』ことと『純正アクセサリーがない』ことが挙げられます。
皆さんは、BoTをどのように子どもに持たせますか?
BoTの公式サイトでは、ランドセルなどのバッグに入れて持ち運ぶことを想定しています。しかし、使用するシーンは様々であり、我が家は子どもが友人と遊ぶときに持たせています。つまり、ランドセルはもちろん、バッグを身につけていない状態でBoTを持たせるわけです。
この点については、BoTはあまり考慮されていません。例えば、ストラップの紐を通すような箇所もありません。また、純正アクセサリーがありませんから、どのように子どもに持たせれば落とすことがないか、これを自分自身で考えなければなりません。
☝ちなみに以前は、純正アクセサリーのラインナップもありました。上記は純正のシリコンケースです。穴にネックストラップを通して、首から下げるように使用していましたが、数年使用したため、劣化もありケースが切れてしまいました。ケースを再度購入しようとしましたが、現在は純正アクセサリーは販売されていません(R3年7月時点)。
もし、BoTを首から下げてネックレスのように子どもに持たせたい場合は、100円ショップで探すことをおすすめします。
☝黒いケースは、クッション性のある生地で上側にジッパーが付いています。BoTより一回り大きく、ちょうどいいサイズです。数年前に購入したBoT純正ケースは1,000円くらいしたような記憶がありますが、これなら税込110円です。あとは、ネックストラップを付ければ完成です。
☝100円ショップの格安ケースではなく、もう少しケースにもこだわりたい方には、このようにBoTの専用ケースも販売されていますので、ご検討ください。
ということで、BoTの唯一のデメリットは携帯性が挙げられますが、工夫することで対応できます。
その他BoTの機能や使い方において、不満は特に感じていません。
最新版の第2世代BoTはバッテリー容量が魅力的
我が家のBoTは第1世代モデルですが、2021年は第2世代モデルが販売されています。
第2世代モデルは下記の点が改良されています。
・位置情報の精度が向上
・バッテリーの持ちが最長1ヵ月
まず『位置情報の精度が向上』したことが挙げられますが、第1世代モデルでも位置情報の精度はかなり詳細に記録され、満足度は以上に高いです。精度がさらに向上したということで、もはや文句の付けようはないのではないでしょうか。
次に『バッテリーの持ちが最長1ヵ月』とありますが、これは第1世代モデルと比べると飛躍的な向上になります。
ちなみに、我が家のBoTはもう3年以上使用していますが、1回の充電で1週間はもちません。4~5日に1回は充電しています。
バッテリー残量が少なくなると、スマホに『BoTを充電してください』という通知がありますので、使用中にバッテリーが切れるといったことは起こりませんが、単純に充電の手間が減ることは嬉しいです。
以上、BoTの感想をレポートしましたが、
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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