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全国旅行支援に陰性証明は使いづらい~ワクチン3回接種が現実的~

今回は、全国旅行支援の適用について書きたいと思います。

特に、旅行支援の適用のために提出が必要な陰性証明がいかに使いづらいか、また、旅行スケジュールによっては、実質的にワクチン3回接種が必要となるケースもあるので、注意が必要です。

2023年の全国旅行支援ですが、交通付き宿泊の場合20%割引(上限5,000円)となり、さらにクーポンも頂けるわけですから、相当な支援策といえます。

例えば、家族4名で飛行機(又は新幹線)を利用し、3泊4日の旅行をシミュレーションしてみましょう。

 

【旅行概要】

・旅行先 : 関西地方(飛行機又は新幹線)

・旅行期間 : 3泊4日

・家族4名 : 父、母、子2名(小学生)

 

全国旅行支援の割引額

割引上限額5,000円で計算すると、4名×3泊×5,000円=60,000円

その他、クーポン券(平日2,000円分を2日分、休日1,000円分を1日分)を計算すると、一人当たりクーポン券=平日2,000円×2日分+休日1,000円×1日分=5,000円

5,000円×4名分=20,000円分

上記のように、家族4名で80,000円分もの旅行支援を受けられます。

 

旅行支援の適用を受けるための要件

さて、ここからが本題ですが、旅行支援の適用を受けるためには、下記の提出が必要です。

①本人確認書類・・・免許証、マイナンバーカード、保険証など

  単純に免許証などを提出するだけ。何も難しいことはありません。

②同意書・・・旅行先の都道府県によって様式が異なる

  旅行者の氏名や住所などを書いて提出するだけ。これも何も難しいことはありません。

③ワクチン3回接種済証または陰性証明(PCR検査、抗原定性検査等)

  仮にワクチンを3回接種していれば、接種済証等を提出すればOKです。しかし、陰性証明で対応する場合は、注意が必要です。

 

陰性証明の取扱いに要注意

陰性証明を提出するということは、事前に検査を受け、その検査結果通知書を提出することになります。

検査方法ですが、次の2パターンが考えられます。

 

PCR検査等

  宿泊1泊目の3日前に検体採取を行えばOK

  例:3月27日を1泊目とした場合、3月24日以降の検体採取であればOK

 

・抗原定性検査

  宿泊1泊目の前日または当日に検体採取を行えばOK

  例:3月27日を1泊目とした場合、3月26日or27日の検体採取でOK

 

PCR検査では提出が間に合わない場合がある

仮にPCR検査による陰性証明で旅行支援の適用を受けようとする場合、宿泊1日目の3日前以降の検体採取を行う必要があります。

具体例として、3月27日(月)を宿泊1日目として想定してみましょう。

この場合、早くても3月24日(金)の検体採取となります。

このとき、土日を挟んで、3月27日に検査結果が出るが微妙です。

PCR検査は、検査機がその医療機関にある場合は数時間で結果が出ますが、多くの診療所は外注処理となるため、結果が出るまで1日~数日かかると言われています。

そうすると、陰性証明の提出が間に合わない可能性がありますので、陰性証明で対応する場合は、事前に医療機関にどれくらいの時間を要するのか確認しておくべきと言えます。

 

抗原定性検査の方がまだ不安は少ないか?

抗原定性検査は15分~30分程度で結果が出ます。

先に述べたPCR検査に比べると圧倒的に時間短縮になります。

確実に陰性証明を手にするのであれば、PCR検査よりも抗原定性検査の方が不安要素は少ないかと思いますが、宿泊1日目の前日または当日の陰性証明が必要になりますので、例えば3月27日(月)が宿泊1日目の場合は、日曜日に検査を実施している機関を事前に確認しておきましょう。

土日祝日に検査を実施ている機関はあまり多くありません(私の生活圏ではほぼ無い等しい状況でした)。また、ドラッグストアなどでも検査を実施している場合がありますが、数量限定であったりと、不安要素がないわけではないので、繰り返しになりますが、事前に確認しておきましょう。

 

ワクチンをすでに2回受けているなら3回目接種もアリ

これまで説明してきたように、陰性証明の提出はなかなか対応が難しい部分があります。そもそも陰性証明の有効期間が短いもの(抗原定性検査の場合)だと1日しかありませんので、例えば、月曜日が旅行の宿泊1日目である場合、日曜日に検査可能な機関がなければ、旅行支援が適用されないリスクが生じます。

このように陰性証明の提出では不安が残るのであれば、ワクチン接種を3回行うというのもアリかと思います。

もしかすると、国の方でもワクチン3回接種を期待しての対策かもしれませんね。

 

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。