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雑草対策にマキタの充電式草刈機を使ってみた感想

今回は、最新の充電式草刈機についてレポートします。

これから夏のシーズンに向けて、庭の手入れや空き地の管理は1年のなかで最も手間がかかります。草刈機による除草も1~2週間に1回のペースで行う必要があります。

私がはじめて充電式草刈機を購入したのは、コメリという農業用資材を扱う店舗で購入したB-Shareというオリジナル商品でした。

私は、草刈りをする面積が50坪程度(160㎡程度)の雑地を管理するために、草刈機(刈払機)を使用していますが、使用し始めて5年で壊れてしまいました(まったく動かなくなりました)。

ということで、新たに草刈機を購入することにしたわけですが、一度、充電式草刈機の良さを味わうとエンジン式にはもう戻れませんので、今回はマキタの最新モデルの充電式草刈機を購入しました。

 

 

草刈機の定番は充電式の時代

農機具メーカーで有名なマキタの総合カタログを見ると、大きな文字で『脱炭素社会』を掲げ、草刈機だけでなく、チェーンソーやインパクトなどあらゆる器具において充電式の商品が豊富であることが分かります。農機具メーカーも脱炭素社会のために充電式のラインナップが目立ちます

私が充電式草刈機を購入した5年前は『充電式なんて使ってるのか?』とバカにされるというか、笑われたものでした。

ところが、現在は農機具メーカーが充電式商品を主軸として動いています。農機具や工具の業界もエンジン式から充電式へシフトしたことはもう明らかです。

もう定番は充電式の時代です。

 

充電式草刈機(刈払機)のメリット・デメリット

充電式のメリット

・ボタン1つで始動

・メンテナンス不要

・音がすごく静か

エンジン式の草刈機は、エンジンを始動させるのが大変です。きちんとメンテナンスしてコンディションを万全にしておかないと、エンジンがかからないこともあります。

男性でもエンジンを始動させるのにかなり労力を使う時がありますので、女性のなかにはエンジンをかけられずにあきらめる方もいると思います。

その点、充電式の始動はボタンを押すだけなので非常に楽です。始動については圧倒的に充電式の方が優れています。

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☝マキタMUR190シリーズのハンドル写真です。電源ボタンを押せば、あとはハンドルを握るだけ。エンジン式に比べ圧倒的に使いやすいです。

また、使用中の動作音にも大きな差があります。ご存知かと思いますが、エンジン式はもはや近所迷惑になるほどうるさいですよね。エンジン式の草刈機を住宅街で使う場合は、時間帯も考えないと騒音として苦情になることもあり得ます。

一方で、充電式はエンジン式と比較にならないほど静かです。決して無音ではありませんが、ご近所に聴こえるとしたら、草刈機の動作音よりも草を刈っている音の方が大きいのではないでしょうか。

充電式のデメリット

・バッテリーの充電が必要

充電式の宿命ですが、充電のバッテリー容量には限りがありますので、バッテリーがなくなれば動きません。エンジン式の場合は燃料を入れれば済みますが、充電式の場合はバッテリーを充電しなければなりません。したがって、草刈りをする土地の面積があまりに広い場合は充電式は不向きとなります。バッテリーを複数持つことで対応は可能ですが、マキタの場合ですとバッテリーそのものが高価です。

マキタを例に挙げますと、2021年7月現在、最も容量の多いバッテリーでも、1回の充電で高速モードで1時間20分、低速モードで4時間が上限となります(MUR190シリーズの18V、6.0Ahの場合)。

結局のところ、草刈りの面積で充電式かエンジン式かを選択すればよいと思います。

1~2時間くらいの稼働で良いのであれば充電式がおすすめ、半日以上かかるような場合はエンジン式といったところでしょうか。

なお、考え方として、草刈りの面積が広すぎる場合でも、あえて充電式草刈機を買って、バッテリーがなくなった時点で作業を止めると割り切るのもアリかと思います。

ということで、充電式草刈機で思い当たるデメリットはバッテリーの容量に限界があることくらいです。

それから、充電式の草刈機が出始めた頃は、『充電式はパワフルに欠ける』とよく言われたものですが、現在は、40Vなど極めて高トルクのシリーズもありますので、十分な力があります。充電式は力不足と言われる時代は過去の話です。

ちなみに私は18Vタイプの草刈機を購入しましたが、十分にパワフルであり不満はありません。

 

コスパを考えるならマキタMUR190SDシリーズがおすすめ

私が購入した充電式草刈機はマキタ『MUR190SD』という最新のシリーズです。ちなみに、最新モデルだからといって、最新機能が搭載されているわけではなく、厳選機能を搭載したお値打ち価格モデルとなります。バッテリーも18V(エンジン式の22mlと同等の使用感)と余程の荒れ地でない限り、パワーは必要十分かと思います。

 

楽らくモードに必要性を感じない

いわゆるMUR190SDシリーズは廉価版なわけですが、上位モデルと廉価版の大きな違いは『楽らくモード』の有無です。

充電式草刈機は草刈のモードを強・中・弱の3段階に調整できます。通常はこのパワー調整を手動でボタン操作により行うわけですが、楽らくモードというのは、このパワー調整を自動で行ってくれる機能になります。

確かに、楽らくモードの機能は便利だと思いますが、この機能の有無によって、草刈機の価格は1万円くらい変わります。私の場合は、楽らくモードに1万円の価値を見出せませんし、ボタンでパワーを切り替えることを手間に感じませんので、楽らくモードを搭載していないコスパの優れたMUR190SDシリーズを選択しました。

 

チップソー、ナイロンコード、樹脂刃のどれでも装着可能

MUR190Dシリーズは、チップソー(金属刃)、ナイロンコード、樹脂刃のどれでも装着が可能です。しかも、簡単に装着・脱着ができます。かなり互換性に優れていますね。

ちなみに、チップソーの場合ですと、茎の直径1cm程度の草であれば中モードで難なく切れます。茎の直径2cm程度になると、キックバック(刈刃の跳ね返り)する可能性が高いですが、強モードで対処すれば刈れるかと思います。重要なので繰り返しますが、エンジン式と比べてパワーは同等です。

また、チップソーを使うことに抵抗がある方は、ナイロンコードや樹脂刃でも大概の雑草は刈ることができます。チップソーに比べると草刈りのスピードは落ちますが、家周りの際や大きな石の周りなどの草を刈るときに便利です。

 

マキタMUR190SDSTを使ってみた感想

私が購入したのは、MUR190SDSTというモデルです。

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ちなみに、MUR190SDシリーズは3つのモデルがラインナップされています。

MUR190SDST

草刈機本体のほかに18V 5.0Ahのバッテリーと充電器が付属します。バッテリー容量としては、強モードで約1時間、弱モードで約2時間45分稼働します。

MUR190SDSF

草刈機本体のほかに18V 3.0Ahのバッテリーと充電器が付属します。バッテリー容量としては、強モードで約35分、弱モードで約1時間35分稼働します。

MUR190SDZ

草刈機本体のみとなり、バッテリーと充電器は別売りとなります。すでにマキタの別商品を所有している方におすすめの商品となります。

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☝マキタの充電器とバッテリーの写真です。18V 5.0Ahのバッテリーは約110分でフル充電となります。また、18V 3.0Ahのバッテリーは約60分でフル充電となります。

 

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☝バッテリーを草刈機に装着した写真です。ワンタッチで簡単に装着・脱着が可能です。あとは、ハンドルの電源ボタンを押せば始動できますので、エンジン式に比べて非常に楽です。

 

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☝外径230mmのチップソー(金属刃)が標準で付属しています。ちなみに、ケガ防止のために透明のゴーグルも付属しているのが嬉しいポイントです。

実際に充電式草刈機を使ってみて、やはりエンジン式に比べて始動が比較にならないほど楽です。正直、これだけて充電式草刈機を買う理由になります。

使っている最中においては、パワーはエンジン式と同等なので、静かなところが大きな違いです。唯一、パワーが3段階での調節になるので、エンジン式のような微調整はできませんが、特に支障ありません

私はアマゾンで購入したため、段ボールで梱包された状態で配送されましたので、自分で組み立てましたが、説明書を読みながら10分程度で完了しました。実店舗だと組み立てられた状態で購入できる場合もありますが、不特定多数の方が触れていることや、どうしても少し価格が高い傾向があること、組み立ては自分でも簡単にできることから、2021年7月時点では、アマゾンで購入するのがお買い得かと思います。

結論として、エンジン式を使ってしまうと、もうエンジン式には戻れません。草刈機の購入をご検討の方には絶対に充電式がおすすめです。少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。